適当にトリミングしてから縮小しています。クリックすると大きくなります。(たぶん)最近の写真はW=1500pxです。拡大表示するとぼやけます。

  

2011/12/31

大晦日 (12/31)

今年もこの公園にはお世話になりました。
このブログにアップしている写真の90%はここでの撮影です。
里山の環境を良く残した公園で、チョウの種類は豊富、身近に自然を感じるにはもってこいの場所であります。
なんと言っても自宅から近いこともあって休日の撮影フィールドとなりました。



特に公園の北側は、雑木林が沢山残っていて、昆虫が沢山観察できます。
来年もおそらく私にとって大切な撮影フィールドになることでしょう。

2011/12/30

役立ち小物 LEDライト (12/30)

改造マクロを使っていると、もう少し光があると良いなあと思うことがしばしばあります。
野外では自然光が一番良いと思いますが、影の部分が潰れてしまうときにはやはり補助光はあった方がよい。
ということで、何か使えるものはないかとAmazon.comを眺めていたら面白いものがありました。
譜面台ライト アクセサリーシューに取り付けられるように改造
本来は暗いステージで譜面を照らす為のLEDライトですが、カメラのアクセサリーシューの部分に取り付けられるように改造しました。
 このLEDライトは単4電池3本で、左右2コずつ付いているLEDがプッシュボタンで0→1→2→0と順番に点きます。
フレキシブルなアームの先端にライトは付いているので、自由な向きに変えられます。


 ストロボのような瞬間光ではなく点けっぱなしで使うので、ライティングの様子も調整しながら使えて、非常に重宝しています。 明るい場所では効果はあまりありませんが、ちょっと暗めの時からは威力を発揮します。
カーテンの生地  改造マクロ 1/20 f16 ISO800
庭の草 LEDライトなし(補正あり、実際はもっと暗く写ってます)  50mmマクロ 1/20 f8 ISO800
庭の草 LEDライトあり  50mmマクロ 1/30 f8 ISO800
草の毛のディティールがよりはっきりとわかります。
ちょっとした小物ですが、有ると無いとではかなり差が出ます。

※ワーキングディスタンスが長い場合は(30センチ以上ぐらいかな)ライトの光量が少ないので、
効果はほとんど無いと思ってください。レンズ先端から10センチぐらいまでが有効範囲でしょう。

2011/12/25

越冬体 2 (12/25)

冬場は普段撮らないマクロ三昧で、引き続き越冬体探しです。

ミズイロオナガシジミの卵  改造マクロ
今日の方が立体感があって良く撮れました。探すのにも慣れたし。


アカシジミの卵  改造マクロ
偽装工作をするのがアカシジミ。卵にゴミっぽいものをまぶしているのでわかりにくくなっています。


キイロテントウ  改造マクロ
コナラの枝に付いていた枯葉を裏返したらこんなのがいました。
成虫越冬するんでしょうが、ここでは寒すぎないかな。


オオゾウムシ  改造マクロ
コナラの枝にしがみついているオオゾウムシを発見。てっきり死んでいると思ったんですが、
このへばりついている様はひょっとして生きていたかも。(Unfortunately this insect died. 30DEC2011)
オオゾウムシも成虫で越冬するんですが、普通は土の中に潜るはずです。

いやあ、なかなかどうして、冬でもいろんな生き物を発見できます。

☆☆☆

ところで、改造マクロは、エクステンションチューブやテレプラスを使わない方が写りが良いようです。
今日は一切使わないで撮ってみました。

2011/12/24

越冬体(12/23)

いよいよ冬に突入しましたね。
あまりの寒さにこの辺ではチョウなんて舞っていません。
そんな時に撮るのは彼らの越冬体です。
チョウは寒い冬をどのように越しているんでしょう。
卵・幼虫・蛹・成虫の内のどれかですが、それは種類によって違います。
今日は雑木林をひとまわりしてみました。

オオムラサキの越冬幼虫  Ultron40mm+1.4Xテレプラス
ゴマダラチョウの越冬幼虫  Ultron40mm+1.4Xテレプラス

【オオムラサキとゴマダラチョウ】
この2種類は幼虫で越冬します。葉っぱの落ちたエノキの木の下で、落ち葉の裏に貼りついています。
オオムラサキの幼虫は背中の突起が4列、ゴマダラチョウはそれが2列なのですぐにわかります。
ちなみに、撮った後はちゃんと元の場所に返して落ち葉を掛けておきました。


ミズイロオナガシジミの卵  改造マクロ+1.4Xテレプラス


雑木林の住人、ミドリシジミのなかまはコナラなどの食樹の木の枝先なんかに卵を産んでいます。
7月頃に産み付けられた卵はそのまま冬を越し、来年の芽吹きと共に孵化します。
結構卵の期間が長いですね。
葉が生い茂っているときにはほとんど見つけることは不可能です。
なんせ卵の大きさといったら直径1ミリぐらいなんですから。



写真判定中 なんの卵でしょう  改造マクロ+1.4Xテレプラス
これもコナラで発見。なんの卵か取調中です。


ヤママユガの卵  改造マクロ
これもコナラの枝に沢山ついていました。シジミチョウの卵の倍以上の大きさがあります。

2011/12/19

里山:続 木の実・草の実 (12/17)

朝からずーっと青空が広がっていました。天気の良い日は朝寒い。
この日も朝は零下、日中も5℃までしか上がりませんでした。日陰の霜は昼過ぎても溶けません。


で、今日は木の実、草の実特集続編です。
雑木林の木の葉も落ちて見晴らしがよくなると、木の実も目立つようになります。

ヒヨドリジョウゴ    Ultron 40mm

赤い実がおいしそうに垂れ下がってついています。
ヒヨドリが喜んで食べに来ることからこの名前が付いたそうですが、
この実には毒があって鳥は食べないようです。
実際に食べているところを見たことがありません。



スイカズラ    Ultron 40mm
別名を「忍冬」というそうですが、雑木林でこのつる草は冬でも葉を落とさずがんばっています。


クロウメモドキ       Apo-Lantar 90mm

ウメモドキに似た黒い実を付けることからクロウメモドキ。
ウメモドキは葉っぱが梅に似ているからつけられた和名。
なんかややこしくなってきました。



ノイバラ    Ultron 40mm

野に咲くバラの実。可憐な実がなっていますが、茎にあるトゲは強力です。
草も枯れて歩きやすくなった雑木林の中。
ちょっと踏み込んでこれがあったら大変なことになります。
ズボンの裾は破れ放題、慌てて逃げ出そうとして深みにはまると傷だらけになってしまいます。
イバラの道とは良く言ったものです。




ヘクソカズラ    Apo-Lantar 90mm

とんでもない名前を付けたものです。
葉っぱが臭いようですが、私はその臭さを経験していません。
命名者はさぞ嫌な思いをしたことから、この名前を付けたのでしょうか。
実は光を浴びると黄金色に光ったりして結構きれいです。


ナンバンハコベ    改造マクロ
南蛮なんて名前だからてっきり帰化植物かと思ったら、れっきとした在来種だったんですね。
普通のハコベは目立ちませんが、これは大きな黒い実を付けます。



エノコログサ   改造マクロ
ネコジャラシにもちゃんと実がありました。枯れても逆光だときれいに見えます。



ウスタビガのマユ   Ultron 40mm
おっとこれは実ではありません。
葉っぱが青々と生い茂っているときには目立ちませんが、
あたりが枯葉色になると鮮やかな緑色のマユは遠くからでも目立ちます。



風に吹かれる枯れススキ    APO-LANTHAR 90mm

最後にススキが風に揺れる様子を正統派スローシャッターで撮ってみました。
ちょっとさみしい感じだったので
例のごとくLightenCompositeで控えめに4枚合成。
自然な感じに仕上がったかな。

2011/12/13

里山通信(12/11)

このタイトルも久しぶりです。
2週間ぶりの公園はもう冬でした。
日陰には霜が残り、雑木林の木々にへばりついていた葉も見事に吹き飛ばされて無くなっています。
今年も春から幾度となく来た公園ですが、そのたびごとに色々な自然の姿を見せてくれました。
今日はどんな姿を見せてくれるでしょうか。
古民家近くの畑から 
氷に落ち葉  Ultron40mm

昼過ぎまで日が当たらないので凍るとなかなか解けません。
氷に閉じ込められた落ち葉がいい表情を見せてくれます。

ヤエムグラの葉についた霜    改造マクロ

小さな雑草の葉っぱです。
普段だったら目も向けないんですが、霜に縁取られたその葉っぱは
造形の美しさを引き立たせていて、思わず撮ってしまいました。



センニンソウの実           改造マクロ
この実の姿を仙人のアゴヒゲになぞってセンニンソウというそうです。
4人様ご一行となりますか。

セイヨウタンポポの綿毛             改造マクロ
セイヨウタンポポのしべ          改造マクロ+1.4×テレプラス
いまやタンポポといえばこのセイヨウタンポポ。その辺に咲いているのは殆どがこのセイヨウタンポポです。
連日の最低気温にも平気で咲いているのは、この花とオオイヌノフグリぐらいでしょうか。
帰化植物強しです。
アブ       改造マクロ
元気よく飛び回っているのはアブです。
いまだ咲いているタンポポに来ては一生懸命花粉を食べているみたいです。

動き回るアブの頭をドアップで撮るのは結構難しく、本来ならば三脚を使うのが常道ですが、
ピント合わせが追いつきません。這いつくばって手持ち撮影です。


オツネントンボ       フレーミングぎりぎり AT-X107


「オツネン」とは「越年」で成虫のまま冬を越すトンボなのです。
普通のトンボより小さめのイトトンボですが、天気が良くて気温が上がってくると飛び出してきます。



卵を守るジョロウグモ          EF70-200F4L
巣の無いところにクモが1匹いました。
よく見ると幹には卵が産みつけられています。
吹きさらしの木の幹でじっと卵を守るクモ。
いったいいつまでこうしているのでしょうか。





ウグイスカグラの狂い咲き        改造マクロ


ウグイスの鳴くころに咲くことからウグイスカグラというそうですが、今頃咲いていました。
どうやらこの花は狂い咲きの常習犯のようです。




風に舞うガマの綿毛              Ultron40mm

ガマの穂といえば串刺しになったフランクフルトみたいな形ですが、
この時期になるとこのフランクフルトがほぐれて盛大に綿毛が舞い始めます。
風で舞い上がる姿をLightenCompositeで連写合成してみました。
綿毛の軌跡が風を教えてくれます。

☆☆☆

チョウや花を見つけては撮っているときと違って、普段あまり目を向けない小さな自然を
手を変え品を変え撮る一日。ゆったり過ごす休日はなんて贅沢なんでしょう。
と、自己満足。



2011/12/05

夜空

なんとなくベランダから夜空を撮ってみた。
AT-X107 ISO400、F5.6、20~30秒程度で10枚をコンポジット合成
冬の星座「オリオン」が出てきました。

夜空の撮影はバルブで長時間露光するよりも、短い露光で何カットか合成した方が、ノイズが少なくてきれいに撮れます。

2011/12/04

赤い実、青い実

秋も終わり。
寂しくなった里山で赤や青の木の実は目を楽しませてくれます。

アオツヅラフジ  野ブドウみたいですが食べられません。 Ultron40mm f4

ニシキギ Ultron40mm f2

ガマズミ EF70-200mmF4L IS USM f5.6

ミズキ  まるで珊瑚のよう EF70-200mm f5.6

ムラサキシキブ Ultron40mm f2.8

ツルウメモドキ  AT-X107 f3.5

ウメモドキ AT-X107 f8
今日はなぜか仕事。ちょっと前の写真です。