適当にトリミングしてから縮小しています。クリックすると大きくなります。(たぶん)最近の写真はW=1500pxです。拡大表示するとぼやけます。

  

2012/04/30

ツマキチョウ (4/29)

スギタニルリにつづいてツマキチョウです。
ツマキチョウ 前翅の先端がオレンジ色のはオス
鮮やかなオレンジ色の先端がおしゃれです。
このチョウも春限定で6月にはもう見ることができません。
左:スジグロシロチョウ 
成虫の期間が短いせいか、ひたすら飛び回ってメスを探しているようです。
メスと間違えてスジグロシロチョウを執拗に追いかけ回していました。

2012/04/29

スギタニルリシジミ (4/29)

いよいよGWですね。
春先に出るチョウの撮影にはちょうど良い時期です。
今日はスギタニルリシジミ。
高く舞い上がることなく低空飛行が多い。
鈍く青く光る翅表の色が何ともいえません。
翅裏の色はルリシジミより灰茶色
トチノキのある沢筋に今頃から出現します。そして6月になると成虫の姿は見えなくなります。

2012/04/24

里山の花(4/22)


曇り空の日曜日。午後からは雨の予報で、気温もそう上がりませんでした。
そろそろコツバメも出始めるだろうと思っていましたが、この天気ではねえ。

早々花撮りモードに切り替えて、途中からいつもとは違う道を(道なき道を)歩いてみました。

サクラ
サクラ
古民家付近、ソメイヨシノでしょうか。公園の桜の花も咲き始めました。
今年は寒くて開花が遅いと思っていたら、去年も4/23に桜を撮っていました。なんだいっしょじゃん。


オキナグサ(植栽)
ヒゲじいはそろそろ咲きそうです。


ヤマブキ
黄色いつぼみはいよいよ大きくなってこれも来週あたりには咲きそう。


タチツボスミレ
教科書にタチツボスミレ(Viola grypoceras)は出てくるそうで、小学生にとっては
本当の?スミレ(Viola mandshurica)より知名度が高いようです。
確かにどこにでも咲いているタチツボスミレですが、平地ではスミレのほうがもともと多かったはず。
スミレはこれです。
スミレ(Viola mandshurica)


ヒメニラ(雌花)
山野に生える非常に小さなニラの花
雌雄異株でメスの花とオスの花があるようで、これは雌花。
ヒメニラ(雄花)
こちらは先っちょにおしべの葯が黄色く出ているので雄花。珍しいみたいです。



ヤマエンゴサク
ウスバシロチョウの食草のムラサキケマンに似た花です。
なんかエイリアンの頭を連想させる変な形をしています。
ところで、ケシ科の植物とばかり思ってましたが、ケマンソウ科というのがあるらしく、
分類上そちらへ分ける場合もあるそうで、植物の分類も諸説いろいろ、難しくなってきました。


レンプクソウ
これも小さな花でしかも緑色の花です。よく見ないと地味すぎて花が咲いているなんてわかりません。
真上に1個咲く花は花びら4枚、まだつぼみがその下に4個それぞれ四方を向いてついてますが、これは花開くと
花びらが5枚あります。
名前のレンプクは連福で、福は福寿草の福、フクジュソウとよく一緒に咲いているからだそうです。



イカリソウ
早くもイカリソウの花が咲き始めていました。
下草が緑色になってくる頃、ピンクの派手な色が目立ちます。
錨草 いかにもという形をしています。



つくし
つくしを見ると、なんか懐かしさを感じるのはどうしてかな。
昔は街の空き地なんかにどこでも生えていたような。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


春の花って派手系と地味系の両極端な感じです。
大抵の花はどちらかというと雪解けが遅くて湿気の多い場所が好きのようで、
これは、天候の影響が少なく気温の変化も少ない場所で、春を確実に知るための手段なんでしょうかね。
カタクリ、ニリンソウなんかも山の北側斜面に良く群落をつくります。

アズマイチゲの群落は花の時期も終わりに近い。
アズマイチゲの群落

2012/04/22

松本城 夜桜 (4/21)

松本城の桜があっという間に満開。
このところ夜に小雨が降ったりでしたが、土曜日は花見日和で人出も多かった。
普段街中で写真を撮らないんですが、この時は別。
やはり桜の花は人の心を動かす何かがありますね。

お城の北の交差点より
凄い人の波です
北のお堀
公園の中は人それぞれ花見を楽しんでいます
ライトアップされたお城はこの時期が一番きれいです
東のお堀 少し静かな感じ
再び北のお堀 橋の上は人だかり
露光中にカメラを動かしたらこんなんなっちゃいました
人工光のミックスされたライトアップはホワイトバランスがめちゃくちゃになって補正に苦労しますね。
※最近のパソコンの画面はワイドになってきたんで、2:1にトリミングしています。
以上松本城の夜桜でした。

日曜日は午後雨の予報で、午前中に里山めぐり。
残念ながらチョウの写真は撮れずに花撮りに終始。
次回にアップ。




2012/04/20

色とりどりの里山 (4/15つづき)


春の里山はいよいよ色彩豊かになってきましたね。
チョウ以外にもいろいろと撮りたくなります。
ただ景色を撮っていても芸がないので、ちょっとした実験もしたくなったりします。
ブログタイトルもネイチャーフォトの試験場ですから。

[ 深度合成写真 ]

オオイヌノフグリ  深度合成
ハコベ  深度合成
ハコベの花って小さいんですよね。直径5ミリもありません。
等倍位でマクロ撮影すると、ピントの合う範囲が浅くて、絞り込んでも花全体にピントを合わせることができません。
こんなときに試してみたのが、深度合成です。
ピントを花の後ろから順番にずらしながら合わせて何枚か撮ってから、パソコンソフトで合成します。
CombineZMという優秀な深度合成ソフトがあって、しかもフリーソフトです。
このソフトで合成するとピントの合った部分だけを合成して、一枚の写真にしてくれます。
レンズの絞り込みだけでは、この写真のようにはなりません。
残念なのは、めしべの柱頭が妙にピンボケだったりするのは、合成枚数をけちったからでしょうか。

紅梅に常念   深度合成

続いて深度合成を風景写真でやったらどうなるか。
これは70mm望遠で撮影した2枚の写真を合成しました。
紅梅にピントを合わせたもの、常念にピントを合わせたものです。
前景と背景が離れていて、中間に何もないのでうまく合成できています。

古民家と花    深度合成(失敗作)

調子に乗ってレンズ先端2.5センチから無限遠までを深度合成。
連続的に続いている風景は、こまめにピントをずらしながら何枚も撮って合成しないと、ピントムラがでて、変な写真になってしまいます。複雑な絵柄も良くないかも。



[ 飛 翔 連 写 ]



テングチョウ (失敗作:3コマ合成)

飛翔写真て失敗作のほうが多いんです。
この写真もブレとピンずれ失敗作ですが、テングチョウの飛立つところの連写3コマを合成しました。(普通の合成です)
この合成写真から何が分るでしょうか。

EOS7Dでの連写ですが、7Dは秒間7コマです(おおよそ)。
テングチョウの体長からみて2コマ目と3コマ目の移動距離は約30センチとすると、
1/7秒で30センチ。

ということはテングチョウの飛翔速度は時速7kmぐらい。(かなりアバウト)

というトリビアでした。

ちなみに時速7kmというのは、人が速足で歩くのと駆け足になる境目のスピードだそうで、
このスピードで歩くと、負荷が大きくてダイエット効果があるみたいです。
 →チョウを追って歩くと健康に良い?



[普通に花の写真]


カタクリの群落
急斜面に群落を成すカタクリ。
カタクリの花ってこんな感じで咲いているのが自然でしょう。
これでチョウが吸蜜に来てくれていたらいい絵になるんですが、なかなかどうして、そううまくはいきません。


キバナノアマナ
花の特徴と周りの情景も撮り込む。欲張りな画角は超広角の得意分野です。
変なゆがみが出ないように撮るのは難しかったりします。

最後にコスミレ

里山で春に幅を利かせているのはタチツボスミレですが、これはコスミレ。
スミレというのは種類が多くて似ているものも多く、雑交種もあるので種の判別には
注意が必要です。
 名前のわからないスミレの花を見つけたら、花の中心部と後ろに伸びている距の部分、
葉の形と葉の裏の色などが分るように撮ると図鑑で調べるとき非常に楽になります。
オーソドックスな撮り方ですが、種の判別には有効な撮り方です。




写真は前の日曜日撮影のものです。
撮った写真をいじり倒すのもまた楽しみのひとつ。(今頃アップ)
なんか今日は能書きが多いな。






2012/04/15

里山通信(4/15)

暖かい一日。越冬蝶も沢山出ていたし、ミヤマセセリも飛び出した。
本日の写真のまとめが間に合わない。
とりあえずマニアックなやつをアップ。
ミヤマカラスシジミの卵は無事ふ化したようです。
ふと近くを見るとなにやら動いているのがいます。でも小さくて何だかよくわからない。

早速マクロレンズを取り出して見ると、ミヤマカラスシジミの1令幼虫でした。
わずか3mm足らずの大きさです。一生懸命芽吹いた葉っぱをめざして歩いているのでした。






2012/04/08

里山通信(4/8)

午後から気温がぐーーんと上がって春っぽい日曜日でした。

アズマイチゲは満開に。そしてカタクリの花も咲き始めました。
アズマイチゲ  芽吹き前の林下は日当たりも良く、そこに群れをなして咲いています。
カタクリ
そして越冬したチョウ達はここぞとばかりに凄い数が出てきました。
スジボソヤマキチョウ
一生懸命産卵中です。
産みたての卵  シロチョウ科の卵は皆細長い格好です。
ヒオドシチョウはテリ張り中。
ときより高く舞い上がります。
テングチョウはテリトリー争い。 体当たりの壮絶なバトルを繰り広げます。









2012/04/01

春めく日曜日(4/1)

山は冬
常念岳は極寒の様相

でも里は春めいてきました。
アズマイチゲは今にも咲きそうです。
あっという間にいろいろな花が咲き始めました。

そして

今年初撮りの蝶はモンキチョウ
今日羽化したばかりでしょうか?
長く飛び続けるのはできないらしく、すぐにどこかへ止まろうとします。

飛んでいるところを撮るのは久しぶり。なかなかうまくいきません。
風が強かったのと少し寒かったので、今日も蝶は出ないかと思われた帰りがけ、
前を横切って飛んで行ったのはモンキチョウでした。
弱々しい飛び方だったのは羽化したばかりだったのでしょうか。
しばし撮影にお付き合いいただいた。