適当にトリミングしてから縮小しています。クリックすると大きくなります。(たぶん)最近の写真はW=1500pxです。拡大表示するとぼやけます。

  

2012/02/26

改造マクロで雪の結晶を撮ってみた (2/26)

天気予報では、今日一日晴れのはず。
なのに雪とは、いったいどうなっているんでしょう。

こんな時は普段撮れないものを撮る絶好のチャンスです。

で、

前玉はずし改造ズームで雪の結晶を撮ってみました。

遊歩道の木柵の上に積もった雪はちょうど撮りやすい高さで、レンズの先端を乗っけて結晶の横から撮る感じです。
近くによって大きく撮る。このレンズの最も得意とするところです。
すばやく撮らないとすぐに溶けだしてしまいます。




今回は横長にトリミング。
それにしても同じ時に降っている雪でもいろいろな形があるものですね。


2012/02/19

改造マクロの実力 (2/19)


今日もアルプスがよく見えました。天気の良い日は気持ちがいい。しかしなんという寒さか。日中でもマイナスじゃないか。



今日のお題は改造マクロの実力は如何ほどか、です。

伐採木で見つけたオナガシジミの卵の写真で比べてみましょう。
ノートリミングで縮小のみです。

1ミリにも満たない白い点がオナガシジミの卵です。
35-70前玉はずし改造マクロ+1.4Xテレプラス f16,1/30,ISO200
いつも使っている前玉はずし改造マクロです。70mm端で1.4倍テレプラスを付けてもこの大きさです。
コントラストと解像度はまずます。トリミング拡大しても画像の荒れは少なく、なんといっても手持ち撮影ができることが利点です。
手軽に使えて重宝してます。


カラースコパー20mmレンズリバースでマクロ f11,1s,ISO200
解像度もかなり良く拡大率も高くなります。ただしファインダーは結構暗くなります。
シャッタースピード1秒では手持ち撮影は無理です。


EF18-55レンズリバースでマクロ(18mm) f11,1.0s,ISO200
かつてのキットレンズのEF18-55ズームをリバース。18mmの位置で最大倍率になります。ズームなので拡大率の幅が広く55mmの位置では等倍までいきません。被写体によっては自由度が高いレンズといえるでしょう。
廉価版レンズでもこれだけ写ります。解像度はカラースコパーの方が上。


AT-X107レンズリバース (14mm) f11,2.0s,ISO100
さらに禁断のAT-X107フィッシュアイズームのリバースです。
このレンズ、フィルター取り付け不可なんですが、レンズ本体一体のフードの内側に58φのフィルターねじが切ってあります。これで強引にリバース結合しちゃったわけです。
ただし、フード部分は横に切り欠きが有って結合した場合に光が入り込んでしまいます。
ここは、黒い布なんかで覆って使います。

イレギュラーな使い方ですが、拡大率は最強です。

AT-X107レンズリバース (10mm) f8,0.7s,ISO200
10mm端ではここまで大きく写せますが、さすがに解像度が低くなってきます。
ファインダーで覗いたときに1ミリにも満たない卵がこの大きさで見えるのは圧巻です。
さすがに、これをトリミングしても細かなところまでは見えてきません。

レンズのリバースマクロは広角レンズほど拡大率がアップしますが、絞り込まないと被写界深度が浅いし、絞り込むとシャッタースピードも格段に遅くなります。ノイズ軽減の為にISO感度は低めに設定するとなおさらです。 

今回の撮影では、三脚にマクロスライダー(カメラを前後に微動移動してピントを合わせるもの)、影取用にLEDライトを使用。
シャッターはリモートレリーズを使いました。(カメラのレリーズボタンを押すと振動でブレるため) 結構神経を使います。





2012/02/12

春よ来い (2/12)



雲もなく真っ青な空
穏やかで日中は暑くも感じた一日でしたが、日陰にはまだ雪が残り消えません。

しかし、春は確実に近づいています。

先週、去年のフクジュソウをアップしましたが、今年も咲いていました。
自然の刻は花の咲く事を忘れてはいませんでした。



これからもっと沢山咲き始めるでしょう。


さて越冬卵も忘れてはいません。
きょうの越冬卵はオナガシジミです。
オナガシジミ  前玉外し改造マクロ 




2012/02/05

今日の里山 (2/5)

相変わらず里山巡回の休日であります。

まだまだアルプスは寒空の景色、去年の今頃はもうフクジュソウの花が咲いていました。
今年はとにかく寒い。
2011年2月5日撮影 アルプス公園
さて、今日の発見は、
ベッコウハゴロモ
チョウでもガでもありません。逆光に羽が透けてきれいだったのですが、よく見ると頭の部分に白いものが覆っています。寄生されて息絶えたままここに付いていたのでしょうか。


一方こちらは、ちいさなブヨ君。この時期に交尾中です。春は近いか。

こちらはオビカレハの卵でしょうか アオクチブトカメムシの卵に訂正します)、整然と並んだ姿と○模様がきれいです。



さて、リバースマクロを使ってみて、ライティングが重要であることをしみじみ感じた前回を踏まて、
今日はLEDライトをいくつか用意して、より倍率アップに望んでみました。

ミドリシジミ 前玉外しマクロ×1.4テレプラス
ミズイロオナガシジミ リバースマクロ カラスコ20mm
ウラキンシジミ 前玉外しマクロ ジオラマ風に
ミヤマカラスシジミ  前玉外しマクロ 盛大な卵塊
強引な感度アップで撮るよりも適正なライティングが得られれば、ディティールがかなり良くなって、
拡大倍率にこだわらなくても良い写真が撮れそうです。

ただワーキングディスタンスの極端に短いレンズに合う良いライトの製品がありません。
今回は手持ちで何とか撮りましたが、もっと簡単に望むようなライティングができる装置を自作しようかなんていう気持ちになってきました。