適当にトリミングしてから縮小しています。クリックすると大きくなります。(たぶん)最近の写真はW=1500pxです。拡大表示するとぼやけます。

  

2012/05/27

春の里山劇場2(5/27)

続きです。
今週は公園内どこもかしこもウスバシロチョウだらけ。
それとキバネツノトンボも沢山飛んでいました。

キバネツノトンボはカゲロウに近い仲間だそうで、けっしてトンボではありません。
空中でオスがメスに交尾を仕掛けます。
交尾が成立するとしばらく飛んでいますが、そのうちに草の上に着地します。交尾の時間はわずかでした。
ウスバシロチョウ 
手前がメスでオスの上に乗っかって交尾しているようですが、メスには交尾嚢がついています。
どうなっているんでしょう?
普通に吸蜜中のウスバシロチョウ
さらにアップ(別個体です)
鱗粉がまばらで白と黒の鱗粉が見えます。
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カミキリモドキか○×ジョウカイか?  ガンとばされちゃいました。
これはテングチョウの3令?幼虫
ミドリシジミの幼虫は終令のものもいました。
オナガアゲハ 光の加減で水色に反射してます。 ウスバシロの次に多く見かけたアゲハです。
クモガタヒョウモンは今シーズン初見
その他のチョウ覚書:カラスアゲハ、キアゲハ、アゲハ、ツマキチョウ♀、スジグロシロチョウ、モンキチョウ、キチョウ、ツバメシジミ、ヤマトシジミ、テングチョウ(越冬)、コミスジ、ヒメアカタテハ、ヒメジャノメorコジャノメ、ダイミョウセセリ。
ん〜なんか忘れているような気がする。
とにかく種類が爆発的に増えてきました。もう少しでゼフィルスも出るとなるとさらに里山もにぎやかになりますよ。




2012/05/20

春の里山劇場 (5/20)

先週にも増して里山にはいろいろな虫たちが出てきました。
役者が多くて今日は1800ショットも撮っちゃいましたが、使える写真はわずか。
とりあえず蝶の写真をアップ。
アサギマダラ

アサギマダラは渡りをする蝶として知られています。
寒い冬の信州を避けて南の暖かい場所へ行っていたのが、帰ってきたようです。
長旅のせいか翅が痛んでますが、相変わらずふわりふわりと飛んでいました。
春に見たのは初めてです。
ジャコウアゲハ

写真のジャコウアゲハも翅が痛んでますね。蛹で越冬したはずですから、羽化してからかなり経っているのかも。
数が少なくてあまりみることのできないアゲハなので、こうしてみることができると嬉しくなってしまいます。
クロアゲハ
今日はアゲハ類が勢ぞろいです。他にもオナガアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、キアゲハなど。
ウスバシロチョウ

春にしか現れないこれもアゲハチョウのなかま。
先週はわずかに飛んでいましたが、今日は盛大にあちらこちらで飛んでいます。
いまはオスばかりの様子。しきりに吸蜜しています。
ツバメシジミ

久しぶりにアポランター90mmで蝶撮りしてみた。ノートリミングでこんな感じ。
やはりこのレンズの解像度はすごい。ただしピントの合った場合の話で、それがなかなか難しい。
ピンずれ写真量産のなかの1カット。風と手振れは大敵です。
トラフシジミ(春型)

春のトラフシジミは美しい。白い帯がはっきりくっきり出ます。
のんびり給水しているように見えますが、どうしてどうして、警戒心が強くて、そーっと近づいてもすぐに逃げてしまいます。
ズームの200mmで少し離れて撮っています。
トラフシジミ(翅表は光の加減でこんな色になります)

警戒するとすぐに翅を閉じてしまいますが、少し離れて見ていると次第に翅を広げてきます。
そうするときれいな青い色が見ることができます。
この青は光の反射具合で濃くなったり、薄くなったりする構造色というやつです。
なかなか良い色で撮ることはむずかしく去年は完敗でしたが、今日のやつは最高です。

本日は蝶の成虫メインですが、春の里山劇場はまだ続きます。









2012/05/13

春のチョウ (5/13)

清々しい朝です。
春も本番、いろいろなチョウたちで公園も賑わい始めました。
今年初見のチョウたちは・・・
コミスジ
ウスバシロチョウ
ツマキチョウのメス  オスはもう少し早くから出ていました。
そして、クロウメモドキには・・・
ミヤマカラスシジミの幼虫 こんなに大きくなってます。
スジボソヤマキチョウの幼虫 大きいものは3センチ位になってます。
さらに、
セリ科の草にはキアゲハの卵。 真珠のように滑らかな球形でシジミチョウの卵のような模様はありません。
そして、
ハンノキにはミドリシジミの幼虫(2齢ぐらいかな)
動き出すと黒い頭が出てきます。
公園はチョウたちで溢れかえっていますね。

2012/05/05

ヒメギフチョウ (5/5)

いよいよヒメギフチョウの舞う季節になりました。
この蝶も春しか姿を見ることができません。そして今日ここで見たのはオスばかり。
もうすぐメスも出てくるでしょう。
今の時期に盛大に咲いているのはタチツボスミレそこへ吸蜜にやってきます
蜜が少ないのか次から次へと花を渡り廻ります。 
いそがしく花を廻っているので、ストローを完全に仕舞わず半開きのまま飛んでいます。

こちらは巡回周回中。 蝶道をつくって廻っているようです。

蝶道が交わっている場所では2匹がぶつかることも。でも挨拶程度ですぐに離れます。

陽の光に透かしてもきれいな翅です。表と裏の模様が一緒なので。

派手に見えるトラ縞模様もこういうところを飛んでいると、しっかり保護色になっています。

2012/05/03

コツバメ (5/3)

ツマキチョウの次はコツバメ。
このチョウも今頃しか見ることができない春のチョウです。
4/30撮影 こんな風に枝先に陣取って見張ってます。
おそらくこの辺のチョウでは一番小さい種でしょう。小さい割には気が強くてテリトリーを張った中によそ者が入ってくると果敢に飛び出していきます。静止しているときには翅を閉じていて、絶対に開いて止まることがありません。(見たことないので多分そう)
低空飛行中
翅表は藍色でこれも渋く光りますが、飛んでいるときしか見ることができません。

コツバメですが、今年は去年より数が少ないみたいな気がします。
これからもっとたくさん出てきて楽しませてくれればいいんですが。