適当にトリミングしてから縮小しています。クリックすると大きくなります。(たぶん)最近の写真はW=1500pxです。拡大表示するとぼやけます。

  

2014/11/24

11月最後の連休(11/24)

いよいよ紅葉も見納めです。
冬が近づくと「マクロねた」が増える当ブログであります。
 
チャバネフユエダシャクのメスふたたび
木柵の柱のてっぺんに再びチャバネフユエダシャクのメスを発見。
半日同じ場所にいたので、どうしたのかと思ったら、どうやら産卵していたようです。
 
家へ帰って写真をチェックしている時、木の割れ目に薄オレンジ色の俵状の物体がたくさんあるのに気がつきました。じっとしていたので分かりませんでしたが、これが十中八九、チャバネフユエダシャクの卵でしょう。

キタキチョウがまだ咲いているタンポポへやってきて、蜜を吸っています。
大人しかったので、アポランターとウルトロンで撮り比べ。
アポランター90mm F3.5(開放)
ウルトロン40mm F2.0(開放)
さすがに40mmF2.0では翅全体にピントが合いませんが、F5.6まで絞ると合ってきます。
ちなみにエクステンションチューブ併用で寄って撮っています。
ウルトロン40mm F5.6
さて、今期初撮影の越冬卵です。
ちなみに20mmのレンズリバースは明らかに解像度が悪くなる事が判明。
詳細は後日改めてするとして、今回はスタックレンズ90+40Rと長らく使っていなかった
前玉外し改造ズームでの撮影です。
ウラゴマダラシジミ 改造ズーム+エクステンションチューブ36mm f13 ノートリミング
上の写真のピクセル等倍切り出しを50%に縮小
オオミドリシジミ 90+40R+エクステンションチューブ36mm F11 ノートリミング
どちらも大幅に改良したLEDライトのおかげでISO100でシャッタースピードも1/60ぐらいです。これも後日紹介するとして、かなり満足のいく出来映えの写真が撮れます。
ウラキンシジミ 90+40R+Ext.T36mm f13 トリミング
ミヤマカラスシジミ 90+40R+Ext.T36mm f13 トリミング
いよいよスーパーマクロが楽しくなってきた。

2014/11/17

フユシャク(11/17)

今日も山は薄らと白くなっていました。
いよいよ秋も終盤戦です。
 
今頃になると、薄い茶色の小さめの蛾が林の下をたくさん飛び始めます。
飛んでいるのはオス
 脚を広げて飛ぶのはこの種の習性か?
クロスジフユエダシャクです。
飛回っているのはすべてオスです。落ち葉にまぎれているメスを探して飛回っているのです。今頃になって交尾、産卵するのがこのシャクガの中の一群で、フユのシャクガということで、「フユシャク」の名前の所以です。
 メスは翅が退化していて落ち葉にまぎれているとほぼ見つけるのは無理です。
ましてや交尾シーンに遭遇するチャンスは滅多に無い訳ですが、たまたま今回は、枯れ葉のうえでジッとしているオスに目を向けたとき、交尾していたのです。
左がメス。全く違う生き物かと思うくらい姿がオスと違います。
このあとメスは木に登って産卵するようです。
メスを探すにはそういった木をよじ登っているところ探す方が良さそうです。
 で、このあとミドリシジミの越冬卵を探してハンノキを見ていたら、もう一種、メスを見つけました。
チャバネフユエダシャク
 名前が分からなかったのでググったらすぐ出てきました。
どちらも、珍しい種類ではないそうなので、また見るチャンスはあるかも。

恒例になってしまった間のある今週のマクロネタです。
キイロテントウ 越冬準備中
木にへばりついていたカゲロウの仲間 目が実にクリアです。
トンボの複眼拡大
最近、複眼のボツボツまで写らないと我慢できなくなってきたのはほとんど病気だな。









2014/11/10

晩秋のマクロ三昧 その3(11/10)



その3。
引き続きレンズリバースマクロの試し撮りです。
色づく秋、実りの秋、ちょっと里山を歩いただけでもマクロのネタは尽きません。
今回も20mmと40mmをひっくり返しています。照明はLEDライトを少し改良。

特に写真に説明は付けませんが、なんだか分かるでしょうか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ISO400でf8からf11、1/15から1/60の組み合わせ、ノートリミングです。
被写体の大きさと色で随分露出は変化しますから、その都度プレビューでチェックしなければいけません。









2014/11/03

晩秋のマクロ三昧 その2(11/3)

前回と同じ20mmリバース
引き続きスーパーマクロねた。
Color-Skopar20mmのリバースは約4倍の拡大で卵撮影にはもってこいだ。
しかし、どうも絞ってみても「モアッと」した感じが否めない。
そこでスタックレンスと比べてみた。
Apo-ranthar90mm+Ultron40mmRなのだがそのままでは2倍強の倍率にしかならないので
エクステンションチューブ36mmで延長してみた。これで同じくらいの大きさに写る。
今回のスタックレンズ90+40R+エクステンション36mm
写した感じは、
20mmリバース f11、1/60、ISO800 ノートリミング
90mm+40mmRスタックレンズ f13、1/40、ISO200 ノートリミング
ノートリミングで縮小していると、ほとんど差がわからない。
切り出した画像だと、
20mmリバース
スタックレンズ
多少スタックレンズの方が小さめに写っていますが、明らかにスタックレンズの方が、
解像感が高いですね。
差を列記してみると、
1. 解像感はスタックレンズの方が高い。
2. 被写界深度はリバースの方が絞り込んでいないにもかかわらず深い。
3. スタックレンズの方が2EVほど明るい。

同じLED照明を使っているにも関わらず差があるのは、レンズ自体の特徴の現れかな?
 レンズリバースの場合は、もともと被写界深度が深いのであまり絞らなくともよいかもしれない。露出倍数がスタックレンズより高そう。より強力な光源が必要。

ということでもう少し撮影方法を検討する余地があります。

 今回のモデルになった卵は、どうやらウラジロミドリのようです。
前回のハヤシミドリと比べてみました。
縮尺を変えずに合成。左がハヤシミドリ、右が今回の卵、スケールも同じレンズで撮影したものを合成。

* * *
秋もどんどん深まり、チョウの姿も少なくなってきました。
元気に飛回っている姿を見るとほっとします。
キタテハ
ルリタテハ