適当にトリミングしてから縮小しています。クリックすると大きくなります。(たぶん)最近の写真はW=1500pxです。拡大表示するとぼやけます。

  

2016/01/03

M3でマクロテスト(1/3)

格段にピント合わせが楽になったEOS M3で越冬卵撮影テストをしてみた。
撮影条件は絞り優先AEでf16,ISO200の設定。露出補正は-1。(越冬卵は小さくて白いので、補正なしでは周囲の明るさの影響を受けて白飛びするほど明るく写ってしまうため。)
被写体はミズイロオナガシジミの越冬卵。
なお、同じ条件で撮ったスケールを画像下に貼り付けてあります。これは合成するにあたって修正を加えてありますが、左右の長さ方向は撮影時のままであります。
前玉外し35mm端(約0.8倍)
前玉外し70mm端(約1.4倍)
前玉外し70mm端+Ext.t36mm(約2.5倍)
前玉外し70mm端+Ext.t36+20+12mm(約3.4倍)
改めて性能の良さが確認できた。
エクステンションで68mm伸ばしてもf16での解像度はそう落ちない。ただシャッタースピードは落ちるので手ぶれに注意しなければいけない。
 エクステンションなしの70mm端でも画像は解像度が良いのでトリミングにも耐える。

90mm+40mmRスタックレンズ (min)(約2倍)
90mm+40mmRスタックレンズ(max)
90mm+40mmRスタックレンズ+Ext.t36mm(min)(約3倍)
90mm+40mmRスタックレンズ+Ext.t36+20+12mm(max)(約4.5倍)
ヘリコイドを伸ばさない状態がmin、最大に伸ばした場合がmax。
スタックレンズはいきなり2倍から始まるので使用用途が限定されて、ほぼ越冬卵撮影用となってしまう。しかし安定した写り方で高倍率で撮影したい場合は手持ち機材では他に選択肢がない。
ただしスタックレンズは2本のレンズをつなげているので、もともと重いのに加えてエクステンションをつなげるとさらに馬鹿でかくなってしまう。

高画質、高倍率を狙うのならスタックレンズ、機動力と汎用性は前玉外しといったところ。もちろん前玉外しも大判印刷しなければ十分な解像度がある。

ここで昨年活躍したマイクロフォーサーズの場合も撮ってみた。
BCL-1580+Ext.t10 さすがに小さく写る。
BCL-1580+Ext.t10+16
ボディキャップレンズBCL-1580でもソコソコ写るが解像度はイマイチ。残念ながらこのレンズは絞りがf8固定なのです。縮小画像では良いが、拡大するとボケボケ画像である。

もう一つ。
引伸しレンズ70+50Rスタック アダプタ経由でEPL-6で撮影
かつてテストした引伸しレンズを引っ張り出してきた。
接続はmicro4/3-M42アダプタ-M42ヘリコイド(ボーグの製品)-M42-M39アダプタ-引伸しレンズ70mm-ひっくり返してテープで固定50mといった感じ。
90+40mmスタックレンズに引けを取らないくらい写りは良い。スケールの写真も歪みが少ない。
光学ファインダーではピント合わせが難しかったのだがEVFのおかげで実力が発揮できたようだ。EOS用のアダプタもどこかにあるはずなので今度M3で試してみたい。
今回登場したレンズ
左から
前玉外し+エクステンションチューブ36mm
90mm+40mmリバース スタックレンズ
引き伸ばしレンズ70+50mmリバース+ヘリコイド大+中+M42→4/3アダプタ

赤字部分修正しました。


2016/01/01

謹賀新年 (1/1)



2016.1.1
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。