適当にトリミングしてから縮小しています。クリックすると大きくなります。(たぶん)最近の写真はW=1500pxです。拡大表示するとぼやけます。

  

2016/02/28

Today's Satoyama (2016.02.28)

だいぶ春めいてきました。
 ミツバチが蜜を集め始めました。
テントウムシも狩りのはじまり
スジボソヤマキチョウが冬眠から覚めはじめ、たくさん出ています
 
 
産卵しているメスもいました






2016/02/14

Today's Satoyama (2016.02.14)

きょうは異様に暖かい陽気でした。
きのうまで残っていた雪が一気に融けてしまいましたね。
雪の下でじっとおとなしくしていたヒメオドリコソウ
フクジュソウも一気に花を咲かせました。
ツツジの芽の先にジッとしているキイロテントウ
気温16度C 越冬中のスジボソヤマキも出てきました。
日が陰ると枯葉の中に戻っていきます。

あしたからはまた寒くなりそうです。

2016/02/03

手持ち撮影で深度合成 by EOS M3 (2016.02.03)

EOS 7D vs EOS M3

チョウの飛翔写真撮影では高速連写が可能で表示タイムラグのない光学ファインダーの7Dが◎。
一方マクロ撮影に関しては暗いレンズでも明るく見えるEVF+MFピーキングでM3が◎。
とにかくM3はことのほかマクロ撮影には調子が良い。軽くて小さいし。
EVF+MFピーキングで拡大プレビューすれば微妙なピント合わせも簡単だ。

これなら手持ち撮影で深度合成写真のネタをうまく撮れそうなので試してみた。

90mm+40mmリバース+EXT.T36mmでISO200、f8 補助照明でLED
ウラゴマダラシジミ CombineZPで8枚合成
ミズイロオナガシジミ ImageJで8枚合成
ダイセンシジミ CombineZPで7枚合成
上と同じファイルをImageJで7枚合成して比較
注)深度合成ソフトはWindowsではCombineZP、MacではImageJを使った。
どちらかというとCombineZPのほうが簡単で結果が良い。
ちなみにどの画像も修正 、トリミングをしています。


「深度合成」というのは、

① 撮影用レンズは絞らない方が解像度が良いが、被写界深度は浅い。

② 高倍率で越冬卵を撮ろうとするとf16でも全体にピントが合わない。

③ かといってf16より絞ると解像度が落ちる。

④ f5.6〜f8程度だったら解像度は落ちない。しかしピントの合う範囲は狭い。

⑤ 被写体の奥から手前までピントをずらして複数枚撮る。

⑥ ピントの合っている部分だけを合成して1つの画像にまとめる。(これはソフトがやってくれる)

⑦ あたかも全体にピントが合っている写真ができる。

というわけ。

ここで手持ち撮影では⑤がネックになる。

越冬卵は直径1mm程度である。
今までの経験からf8位が被写界深度と解像度のバランスがベスト。
正確にピントをずらせば4枚程度で済みそうだが、手持ちの場合は、そんなにうまくはズラすことができない。
そこで被写体の方を持って(もちろんカメラも持ってるが)、前後にゆっくり動かしながら撮るがここでMFピーキングが役に立つ。
なんとなく奥から手前まで順番にピントが来ていればOK。
念のため何回かこれを繰り返し撮っておく。
あとはソフトに流し込むだけ。


[今回使っている機材のすべて]

・Canon EOS M3
・Canon 電子ビューファインダーEVF-DC1
・Canon マウントアダプターEF-EOSM:これがないとEFマウントレンズが使えない。
・Apo-lanthar90mmf3.5(コシナ製):準マクロ中望遠レンズ。ただしMF
・Ultron40mmf2(コシナ製):パンケーキ風標準レンズ。ただしMF
・OMリング52mmオス−オス(ケンコー製):レンズをスタックするのに必要です。
・エクステンションチューブ36mm(ケンコー製):倍率アップのために入れてみた。

・自家製LED照明(レンズマウントキャップ加工):補助照明は必須。市販品に良いものがない。
・LED照明用にモバイルバッテリー:LED照明に12Vを安定して供給する外部電源。ポケットに入る大きさ

※ 手持ち撮影なので三脚系機材は不要。(有ると手が疲れない場合もあるが)