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左がモンシロチョウ、右がモンキチョウ |
モンシロチョウやモンキチョウは人為的な環境への依存度が高い。モンシロチョウはアブラナ科の栽培種であるナノハナやキャベツ、ハナダイコンなどを宿主(食草)として好み、そういった草のある場所から離れない。モンキチョウは庭先から高い山でもみられるが、これはアカツメクサやシロツメクサなどの帰化植物を宿主としているから。
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スジグロシロチョウ |
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スジグロシロチョウの交尾飛翔 |
一方スジグロシロチョウは自生種のアブラナ科のハタザオなどを宿主としているので、里山から山間部に多くて、畑にはあまり訪れない。モンシロチョウとうまく棲み分けている。
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ツマキチョウ(オス) |
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ツマキチョウ(メス) |
ツマキチョウは春のこの時期の短い期間だけ見られる。オスは決まったルートを周回して飛び、メスを探す。メスは産卵のために宿主を探すように飛ぶ。今年はツマキチョウの当たり年のようでいつもの年より数が多い。
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キチョウ(キタキチョウ) |
頭の固い学者さんたちは(失礼)、南方のキチョウと本土のキチョウは種が異なるということで、この辺にいるのはキタキチョウというのが正式和名にしてしまった。どうもしっくりこない。私の中ではキチョウはキチョウであってキタキチョウではないのだが。
キチョウは秋の成虫が越冬して今産卵している。なので、草地を低空飛行していることが多い。宿主は小さなマメ科の植物で、まだ伸びきらない株を選んでいるのだが草の名前がわからない。
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スジボソヤマキチョウ |
スジボソヤマキチョウもまた成虫で越冬して早春からクロウメモドキに産卵する。このメスは去年の6月ごろ羽化したのでもうじき1年経つ。チョウの中では一番長生きなのではないだろうか。 翅もボロボロになっても必死で産卵しようとしています。
写真は産卵中疲れてしまって途中で一休みのシーン。おもわず「お疲れ様」と声をかけてしまった。
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